archlinuxとgentooの比較というか対応表

前書き

この2つのディストリビューションは1年もまだ使ってません
gentooは今年の5月頃から8月頃まで
archlinuxは8月頃から現在まで使ってます
ちなみに書いてあるコマンドはこれしかないというわけではないので注意
どちらもそれほど使い込んでないのと
手元にはarchlinuxしかないので間違ったことがかいてあるかも

比較

コマンドの比較というか対応表
archlinux gentoo 説明
systemd openrc init
pacman emerge パッケージ管理
yaourt layman 非公式リポジトリを使う時(別になくてもできる)
pkgfile equery どのコマンドがどのパッケージで入るかの検索
makepkg ebuild※1 手動でコンパイルをしてパッケージ管理で入れる時に使うもの
abs emerge コンパイルする時に使うファイルを更新または入手するには

systemdかどうかは自信ないのとequeryも使っていたコマンドを書いたのか自信がない

※1:自分で書いた "何とか.ebuild" がコンパイルできるかはebuildコマンドで確かめてたような気がしますがインストールをする時はemergeを使っていたような気がします
コマンド以外の比較というか対応表
archlinux gentoo 説明
PKGBUILD 何とか.ebuild コンパイルする時に使うファイル
/var/asb/ /usr/portage/ 上のファイルを先ほど書いたコマンドで入手した場合に配置される場所
PKGBUILDをいじる 何とか.ebuildをいじるかmake.confなどに設定を書いておく コンパイルする時にオプションをいじるには

他にもなにか比較できそうなのがあった気がするけど覚えてない…

その他の比較

マニュアル

archlinuxではhttps://wiki.archlinux.org/のようにwikiになっていて恐らく誰でも編集できる
gentooではhttp://www.gentoo.org/doc/en/たぶん誰でもは編集できない。権限がいると思う

マスコット

archlinuxでは…何だろ?わかりません
gentooではwikipediaによるとLarry the Cowっていうらしい。見た目は牛。
どうでもいいけどマスコットではopensuseのgeekoが一番好きです

ディストリビューションの思想

archlinuxではシンプル https://wiki.archlinux.org/index.php/The_Arch_Way_(%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E)
gentooでは…何だろ?載っているところがわからないけど最適化とかカスタマイズ性とかかなあ

osのインストール方法

archlinuxではインストーラーがついているが手動でそれを立ち上げる必要がある
gentooではインストーラーは恐らくついていないので手動でインストールする必要がある

対応しているCPU

archlinuxではx86とx64のみ
gentooでは色んなCPUに対応してます。x86などはもちろんのこと、powerpc, mips, arm, ...詳しくは公式サイトかwikipediaへ。

パッケージ管理でのインストール

archlinuxでは公式パッケージは全てコンパイル済みだが、非公式の場合はほぼ自分でコンパイルする
gentooではflashなどのソースコードが公開されていない物やコンパイルに時間がかかるので予めコンパイル済みが用意されているものを除いて全てをコンパイルする

パッケージ管理のその他

archlinuxでは1つのパッケージにつき1つのバージョンしか管理できない
gentooでは1つのパッケージにつき何種類ものバージョンを管理できる

バグを報告するには

archlinuxではやったことないのですがhttps://bugs.archlinux.org/恐らくここでします
gentooではhttps://bugs.gentoo.org/だったと思います

見た目

見た目はどちらも変わらないというか、最初はCUIしかないのでデフォルトでこれ!といったウィンドウマネージャーがないので比較できない
もし入れるのを迷ったらawesomeがおすすめ。私も使ってます。タイル型ウィンドウマネージャーだけど一般的なGNOMEなどのようにウィンドウのサイズとか移動とか色々変えれるので不満はない(他のもできると思うけど)。むしろ使い勝手がいい

自分で作った(PKGBUILD|.ebuild)を誰かに使ってもらうには

archlinuxでは公式サイトにAURというのがあって、そこにアップロードすればpacmanと同じ要領でyaourtを使って簡単にインストールできる
gentooではgit上などにリポジトリをあげる やり方は私が過去に書いた記事 http://d.hatena.ne.jp/silenvx/20120617/1339914040 などが参考になると思います
ちなみにどちらも直接相手にPKGBUILDや.ebuildを送信してコンパイルしてもいい
コンパイル済みのを配布する方法は知りませんが、どちらもコンパイルを終えればインストールするためにまとめたファイルは生成できるのでそれを使ってどうにかすればいいと思う

後書き (コメントで教えてもらったので2012/12/11頃に1回目の記事の修正をしました)

systemdとopenrcの比較も書くべきだったとは思いますがopenrcの使い方が曖昧でしか覚えてなくてかけませんでした
(systemdの使い方もよくわかっていない)
曖昧な記憶で書くとスタートアップ時のデーモンは
archlinuxではinitscriptを使った場合は/etc/rc.confをいじって設定しますが*1
最近ではsystemdを使っているのでsystemctlコマンドを使用するようです
gentooではrc-updateを使って設定していたような

追記:2013/02/03頃

書くのを忘れてましたがarchlinuxであるPKGBUILDを取得する時は

    % yaourt -G "パッケージ名"

個人的にこのように取得しています(absコマンドはめったに使わない)

*1:initscriptとは前にarchlinuxが使っていたinitのことです