linuxのcuiで勝手に画面が消えないようにする方法

症状と前提

ここでいう消えるとは画面が真っ暗になってスクリーンセイバーが立ち上がった時のようになることを指します
ここでいうlinuxcuiとはstartxなどを立ち上げる前の状態のことです
起動時に自動的に実行ファイルを実行する方法の説明はgentooを前提に書いてあります
他のディストリビューションの場合はそれに従ってください

やり方

% setterm -blank 0 -powersave off -powerdown 0

を実行するだけですがこれだとシステムを落とすごとにこのコマンドを実行する必要があるので
gentooの場合は/etc/local.d/setterm.startというファイルを作って

#!/bin/sh
echo "starting ${0##*/}"
setterm -blank 0 -powersave off -powerdown 0

この様な中身を書いておいて実行もできるように*1

# chmod +x /etc/local.d/setterm.start

許可をしておけばシステムが起動するごとにコマンドが実行されるようになります
もしこれでもできない場合は

# rc-update add local default

このように起動時に/etc/init.d/localが実行されるようにしておきます

やり方を導いた方法

勝手に消えない方法はないかなと検索していると
http://search.luky.org/linux-users.a/msg04808.html
このページでsettermを使うことを知ったのでそこから色々調べると
https://forums.gentoo.org/viewtopic-t-52.html
ここでgentooの場合のやり方が書いてあったのでそれを見ていると/etc/conf.d/local.startというファイルに書き込んでるみたいでそれについて調べてみると
http://gpsoft.dip.jp/hiki/?Gentoo%A4%CE%B5%AF%C6%B0%A5%B9%A5%AF%A5%EA%A5%D7%A5%C8%A4%C7LCD%A4%CE%CC%C0%A4%EB%A4%B5%A4%F2%CA%D1%B9%B9%A4%B9%A4%EB
ここのページで/etc/init.d/localという起動スクリプトの存在を知ったのでそのファイルを見てみるとどうやらスクリプトを書く場所が/etc/conf.d/localから/etc/local.dに移動したみたいなので更に調べて
https://wiki.gentoo.org/wiki/Local.d
これを見るとどのようにすればいいのかわかったのでgentooのforumsを参考に
/etc/local.d/setterm.startというファイルに

#!/bin/sh
echo "starting ${0##*/}"
setterm -blank 0 -powersave off -powerdown 0

このような内容で書き込みます。ちなみにファイル名は何でもいいと思いますが拡張子は.startでないといけないみたいです
echoを書いてあるのはちゃんと実行できているか確認するためです
次に実行できるように

# chmod +x /etc/local.d/setterm.start

このように許可をしておいて
そして再起動をして数十分立っても画面が真っ暗にならないことを確認すれば完了です
ちなみにデフォルトだと/etc/init.d/localはdefaultのランレベルで起動するように既になっているみたいです
特に設定をしていないのに

# rc-update show

をすると書いてました

追記

X上でやりたいなら

    % xset dpms 0 0 0

すると良い

*1:echoを書いてあるのはちゃんと実行できているか確認するためです